皆さんこんにちは
カーライフステーションの早坂です。
今回は街でたまに見かける変わったナンバーについてご紹介します。
バリエーション豊富なため、皆さんも知らないナンバーがあるかもしれません。
珍しいナンバーを覚えて、是非自慢してみてください。
ポイント
- 自衛隊や外交官の所有する車などは専用のナンバープレートがある。
- 申請を出せば自分の車も特別なナンバーに変えられる。
目次
【外・領】という文字から始まるナンバープレート
(山梨県軽自動車検査協会HPより)
(山梨県軽自動車検査協会HPより)
この目を引くナンバーは外務省が発行しているナンバーです。
外交団・領事団等が所有する車につけるもので、車両や使用する役職に応じて表示が変わります。
- 漢字は外交団用車両の【外】
- 大公使館の長が乗る車専用の【外を〇で囲ったもの】
- 代表部が使用する車の【代】
- 領事団用車両の【領】
の4種類あります。
さらに外交団と領事団が所有するオートバイ専用のナンバープレートを合わせた6種類のナンバープレートが存在します。
それぞれの使用する団体の頭文字がナンバープレートの頭について、そのあとに番号が付くナンバープレートとなっています。
このナンバープレートの車両は外交特権によって日本の法律の適用外という特殊な扱いになっています。
車検などを受ける必要もないようです。
このように、ナンバーには少し変わったものも存在しています。
今回はナンバーの基礎知識についてと、ほかにもまだある変わり種のナンバーをご紹介します。
ナンバープレートとは
ナンバープレートとは車両が公道を走る際に必ず取り付ける必要があるものです。
軽自動車の場合は【車両番号標】といい
普通車の場合は【自動車登録番号標】というのが正式な呼び方となっています。
車種や使用用途などによって色、番号などが細かく法律で定められており、一見してどういった用途の車なのかわかるようになっています。
当たり前ですが、それぞれの車と紐づいて取り付けてあるものなので勝手にナンバープレートを付け替えたりしてはいけません。
ナンバーの色について
先ほど様々な違いがあると説明をしましたが、自動車の場合だと通常4パターンで分けられます。
- 普通車
- 自家用
- 事業用
- 軽自動車
- 自家用
- 事業用
普通車は白色の背景で文字が緑色になっています。
事業用になると、色が反転して緑色の背景に文字が白くなります。
軽自動車は黄色い背景に黒い文字が標準となっており、
事業用になると色が反転して黒色の背景と黄色い文字になります。
また、普通車は封印といってナンバーを勝手に外せないように後ろのナンバーの左側のねじ穴に専用のバッジが取り付けられます。
軽自動車には封印はありません。
事業用ナンバーについて
新しく車を買うときに、自分が運転する車が自家用車になるか事業用車になるのか悩まれる方もいるかと思います。
結論からお伝えすると、通勤やドライブなどで使うだけなら自家用で問題ありません。
事業用というのは正確には貨物自動車運送事業用というもので
お金をもらい、他人のモノを運送する際に車を使う場合を指します。
ですので、仕事の通勤で車を使うことになった、といったケースであれば自家用車で問題ないということになります。
まだまだあります変わったナンバー
時々街中で次のようなものを見かけたことはありませんか?
- 軽自動車なのに白いナンバー
- 赤い斜線が付いたナンバー
- 数字だけが並んだナンバー
こういったナンバープレートは、特殊な車につくナンバープレートであったり特別な申請をするともらえるナンバープレートだったりします。
ナンバーと一口に言っても様々なバリエーションがあります。
この記事で簡単にご紹介します。
是非周りの人に自慢してみてください。
全国版図柄入りナンバープレート
期間限定で変更できるナンバープレートです。
全国どこの地域でも期間内であれば変更することができるナンバープレートです。
通常のナンバーとは異なり、時期ごとに特別な図柄模様が入ったナンバープレートとなっています。
これまでに、ラグビーワールドカップに関連した【ラグビーナンバー】や
2020年の東京オリンピックに関連した【オリンピックナンバー】などがありました。
また、今後は大阪の万博開催に際して2022年10月下旬を目安に【万博ナンバー】の交付を予定しています。
なお、【ラグビーナンバー】と【オリンピックナンバー】についてはすでに終了しています。
地方版図柄入りナンバープレート
こちらは上記の全国版図柄ナンバーとは違い、一部の地域でのみ交換することができるナンバープレートとなっています。
地域ごとにデザインが大きく異なり、地域ごとのナンバープレートという特徴も相まって【ご当地ナンバー】という呼ばれ方をされています。
仮ナンバー
(相模原市HPより)
正式な名前を自動車臨時運航許可といい、関西では【リンバン】関東だと【仮ナン】と呼ばれています。
何かしらの理由で車検の期限に間に合わなかった車、ナンバープレートがついていない車などを名義登録等する場合に
市町村で手続きをするとナンバープレートを一時的に貸し出してもらえます。
もし、今乗っている車の車検が切れてしまったら、お住まいの地域の市町村の役所へお問い合わせください。
ただし、仮ナンバーは車検の取得や名義登録など理由がある場合のみの貸し出しのため、ただ公道を走るためといった貸し出しはしていません。
白地のナンバープレートで赤い線が斜めに入っているのが特徴です。
一目見て仮ナンバーと分かるように、ほかのナンバープレートとデザインが大きく異なっています。
また、仮ナンバーのふちが赤くなっているものもあり、こちらは回送運行ナンバー通称【ディーラーナンバー】と言います。
一般の人は借りられないナンバープレートのため、豆知識としてぜひ活用ください。
自衛隊車両のナンバー
自衛隊が所有する車両については、ナンバープレートに関しても表示に関するルールが定められています。
見やすくシンプルなデザインとなっており、記載されているのも6桁の番号のみとなっています。
皇族車両のナンバー
実は皇族が使用する車両にもナンバープレートが付いています。
普通の車と違いデザイン形状が異なり、円形のプレート上部に皇族の【皇】の文字が書かれており
下部は、4と6を除いた数字がどれか一つ書かれています。
まとめ
皆さんが知らなかったナンバーはございましたか?
日ごろなんとなく見ている車のナンバープレートですが、実は様々な種類が存在します。
皆さんが使っている車にはどんなことが書いてあるか、是非この機会に確かめてみてください。
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