こんにちは、カーライフステーションの早坂です。
今回は車につけるドライブレコーダーのお話です。
ドライブレコーダーは種類が多すぎてどんなものを選んだらよいかわからない。
そんなお悩みをお持ちのあなたへ、当記事で自分に合ったドライブレコーダーを一緒に探していきましょう。
この記事でわかること
- おすすめのドライブレコーダーが分かる
- ドライブレコーダーの種類が分かる
- 購入する際の注意点が分かる
それでは説明していきます。
ドライブレコーダーとは

ドライブレコーダーとは、読んで字のごとくドライブ(運転)している映像をレコード(記録)してくれるカメラのことです。
車のエンジンをかけると自動的に起動し、エンジンがかかっている間常に録画し続けてくれます。
上書き保存で繰り返し録画してくれるものがほとんどで、長時間録画すると古いデータから消えていくのが特徴です。
選ぶドライブレコーダーによって性能はピンキリで出来ることが大きく変わってきます。
よくある勘違い
意外と多いのが、車についている自動ブレーキのカメラをドライブレコーダーと勘違いすること。
次に多いのがバックカメラをドライブレコーダーと勘違いすることです。
自動ブレーキのカメラとドライブレコーダーは全く別のカメラです。
バックカメラとドライブレコーダーも全く別のカメラです(かなり少数ですが、どちらの機能も持っているカメラもあります)。
もしあなたがドライブレコーダーを付けたいと考えているなら、必ず、販売スタッフにドライブレコーダー付きの車か確認しましょう。
ドライブレコーダーの種類について
ドライブレコーダーと一口に言っても様々な種類があります。
スマートフォンと聞いて【iPhone】なのか【android】なのかというイメージです。
モノによってできることが違ってきます。
どんな機能がついていたら良いか考えながら選ぶようにしましょう。
ドライブレコーダー(前方のみ)
一番シンプルなタイプです。
車のフロントガラスにドライブレコーダーを取り付けて、前方の映像を録画できるものです。
前方しか撮影できないので、後ろからの追突やあおり運転の証拠映像は録画できません。
その代わり取り付けが簡単なので、見栄えさえ気にしなければ、カメラの購入から取り付けまですべてご自身で行えてしまうメリットもあります。
前後ドライブレコーダー

上記のタイプに加えて、後ろのガラスにもカメラを付けて2方向に対して録画ができるようにしてあるものです。
現在の主流はこのタイプで、当社でも車をご購入されるお客様の内、8割がこのタイプを選ばれています。
前に加えて後ろのカメラも取り付けるため、取り付けの手間は大きいです。
配線が見えないように取り付けをすると数時間は時間がかかるくらいの大作業です。
取付はプロに任せるのが良いでしょう。
360°カメラ

フロントガラスにカメラを取り付け、そこから360°映像を録画できるタイプのものです。
半球の形をした防犯カメラを取り付けるとイメージすると分かりやすいと思います。
上記の前方、後方の録画に加えて、左右の録画もできるようになるため横からぶつけられた際の映像もしっかりと撮ることができます。
デメリットは、カメラの画質が悪いものが多く、ナンバーが録画できないケースなどが多くあることです。
また、フロントガラスから録画をする関係で後ろの映像はあまりきれいに撮ることはできません。
運転席から後ろの後ろの窓の景色を見るのと、後ろの席から後ろの窓の景色を見るのとだと全然見え方が違いますよね。
それと同じイメージです。
また、外と車内という形で2つにカメラを分けたインカメラタイプのドライブレコーダーもあります。
360°カメラと比べると左右の映像録画の範囲は狭まりますが、似たような映像を取ることができます。
番外編
ほかにも、変わり種のドライブレコーダーがいくつかありますのでご紹介します。
ご自身の用途に合わせてご検討ください。
デジタルインナーミラータイプ
カメラとルームミラーが連動しており、録画した映像がルームミラーに投影されるのが特徴です。
通常なら別々につけなければいけないバックカメラとドライブレコーダーのリアカメラを一つにまとめることができるため、車のコストを抑えることができます。
デメリットは商品数が少ないことです。
ナビ機能搭載型ドライブレコーダー
パイオニア株式会社商品【NP1】の画像
その名の通り、ドライブレコーダーの中にナビの機能が搭載されているものです。
本体はフロントカメラとインカメラがひとまとめになったものになっています。
ナビで道案内をしてくれる機能があるため、ご自身の車にナビがついていない方をメインとしたドライブレコーダーとなっています。
最近登場したばかりのドライブレコーダーのため、現在の取り扱いはパイオニア株式会社さんから2022/3/2に発売された【NP1】のみとなっています。
- 定期的にアップデートしてくれる。
- アレクサと連動できる。
- あの声優とコラボ!?
といったこのドライブレコーダーにしかない機能もあり、ただ録画するだけでなく日常の運転を楽しくしてくれるドライブレコーダーとなっています。
ドライブレコーダー特約付き自動車保険
一部の損害保険会社でしか取り扱いがされていないので、ご存知ではない方が多くいらっしゃいますが、自動車保険の特約にドライブレコーダーが付いていて、加入するとドライブレコーダーがセットで付いてくる保険があります。
保険会社がドライブレコーダーを契約者に提供し、事故が発生した時にその画像を保険会社に送り、事故解決に使用する仕組みになっています。
自働車保険の特約にドライブレコーダーが含まれているので、加入するとドライブレコーダー本体とSDカードが保険会社から送られて来ます。もし壊れてしまった場合も、新しい物が保険会社がら送られて来ます。
ドライブレコーダー本体とSDカードの費用は、特約保険料に含まれているため購入するための費用は必要ありません。
費用について
ドライブレコーダーの費用は気になる所。
それぞれかかる費用は次の通りです。
ただ、選ぶカメラの種類によっては金額も大きく変わる場合があるため、ご注意ください。
- ドライブレコーダー(前方カメラのみ)
- 前後ドライブレコーダー
- 360°カメラ
- デジタルインナーミラー型ドライブレコーダー
- ナビ機能付きドライブレコーダー
- 保険会社のドライブレコーダー
- 月額700円前後
- 後ろのカメラを取り付けると10,000円前後別途かかる
上記の金額とは別に、お店で取り付ける際には取り付け工賃が別途かかります。
特に、前後ドライブレコーダーの方が取り付け工賃が高くなります。
取り付けてもらう際は、お店に必ず確認をしましょう。
ドラレコの注意点

ここまでお読みいただいて、ドライブレコーダーはかなり種類があることが分かったかと思います。
商品選びから取り付けまですべて車屋にお任せする場合なら問題ありませんが、ご自身で選ぶ際には注意してほしい点がいくつかあります。
具体的には次の通りです。
- カメラの画質
- 耐久年数
- フォーマットフリー
- LED信号機
- スモークシースルー
- SDカード
順番にご説明していきます。
カメラの画質
カメラの画質は特に重要です。
事故に遭った際に映像を確認したら、画質が悪すぎて何が何だか全く分からないようでは意味がありません。
フルHD画質以上で録画ができるものを選びましょう。
耐久年数
ドライブレコーダーは短命です。
エンジンをかけると常に作動し、暑い、寒い過酷な場所にずっと置かれるため、あっという間に壊れてしまいます。
カメラによってピンキリですが、耐久年数は短いもので1年、長い物でも3年持てばよい方でしょう。
多くのメーカーが1年の保証でご案内しています。
何かあった時にしっかりと映像を録画できるのがドライブレコーダーの役割です。
耐久年数は長いものを選びましょう。
フォーマットフリー
フォーマットフリーとは、フォーマット(SDカードのデータのリセット)をフリー(自分でやらなくてよい)というものです。
録画すると映像はSDカードというメモリーカードに保存されます。
一般的なドライブレコーダーだと録画が満タンになったら古いデータを消して新しいデータを保存していきます。
この時SDカードの中に余計なデータがたまっていってしまい録画の容量が減ってしまいます。
それを綺麗にリセットするのがフォーマットという機能です。
フォーマットフリーのドライブレコーダーでなければ月に1回程度フォーマットをしておかないと、
気が付いたときに録画されていないという状況になる恐れもあります。
ただ、自分で行うのは手間ですのでフォーマットフリーがついているドライブレコーダーを選ぶと間違いないでしょう。
LED信号機
意外と盲点になるのが信号機についてです。
信号機は年々新しいものに変わってきており、今までの信号機とは点滅の仕方が違うものになっています。
実は信号機のランプは細かく点滅しており、それがカメラの録画の周期と重なってしまうと信号の色が映らなくなります。
そうならないためにもLEDの信号機に対応しているドライブレコーダーを選ぶようにしましょう。
スモークシースルー
スモークシースルーとは、スモークが貼られた窓ガラスでも映像が綺麗に録画できる機能のことです。
最近発売されている車の多くは、車内が見えないように最初から窓ガラスにスモーク(プライバシーガラス)がついています。
当たり前ですが、普通のカメラだと映像が暗くなってしまい綺麗に録画できなくなってしまいます。
値段が安いドライブレコーダーだとこの機能がついていない場合があるので、しっかりと確認をしましょう。
SDカード
ドライブレコーダーの映像を保存する際に必ず使うのがSDカードです。
実は数種類あり、用途に応じて使えるものと使えないものと分かれてきます。
追加でSDカードを買うときは、説明書を確認してドライブレコーダーに対応しているSDカードを選ぶようにしましょう。
また、意外と知られていませんが、SDカードは消耗品です。
1年ほど使ってくるとだんだん消耗してきて、最後には録画できなくなってしまいます。
定期的に録画できているか確認することと、もしもの時のために予備のSDカードを用意しておくとよいでしょう。
おすすめのドライブレコーダー

ここまで色々なタイプのドライブレコーダーや、注意をするポイントをお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
ドライブレコーダー選びの参考のお役に立てると幸いです。
ここで最後に、わたくし早坂が一番おすすめのドライブレコーダーをご案内させていただきます。
それは、保険会社が案内しているドライブレコーダーです。
性能、価格、サービスどれをとっても優れています。
市販のドライブレコーダーの機能にプラスして、GPSと電話機が内蔵されています。
事故に遭った際には、GPS機能が付いているため事故の場所が特定されます。
さらに、自動的に通報してくれるため、仮に意識が無くなってしまったという状況でもあなたを助けてくれます。
事故の映像も自動的に保険会社へ送信されるため、こちらから映像を送る必要がありません。
状況も把握したうえで案内をしてくれるため事故後の対応がとてもスムーズなのもポイントです。
料金は特約保険料に含まれます。
加入する損害保険会社により異なりますが、月額700円~800円前後が目安になります。
貸してくれるのはフロント(前方)カメラのみですが、後ろのカメラを購入すれば前後録画できるものもあります。
貸してくれるものなので、自然故障の際に無償で交換対応をしてくれるのも特徴。
「事故に遭ったのに録画できていなかった」そんなトラブルを防止できるのがうれしい点です。
ドライブレコーダーやSDカードに不具合がでたら、ドライブレコーダーが教えてくれるので故障を見落とす心配もありません。
まとめると
- 事故に遭ったら自動で助けを呼べる。
- 居場所を伝えられなくても助けに来てくれる。
- 事故の映像を自動で保険会社に送ってくれる。
- ドライブレコーダーが壊れても無償で交換してくれる。
このように、市販のドライブレコーダーにはない機能がたくさんあります。
デメリットは保険の加入先に制限があることです。
大手の保険会社でのみ取り扱っている商品のため、現状ネット保険では貸してもらえません(2022/9/4時点での情報)。
ネット保険から切り替える方だと保険料が高く感じる恐れはあります。
ただ、それを踏まえても手放しでお勧めできる商品のため、選んで間違いありません。
また、「保険は付き合いがあって難しい、、、」といった方へ、ご安心ください。
カーライフステーションのスタッフがあなたの最適なドライブレコーダー選びをお手伝いいたします。
なお、当社は保険代理店となっています。
保険ドライブレコーダーのご案内もできますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
気になるドライブレコーダーは見つかりましたか?
ここまでの内容をまとめると
- おすすめは保険会社のドライブレコーダー。
- ドライブレコーダーは様々な種類がある。
- 自分で選ぶときは機能を確認する。
カーライフステーションならドライブレコーダーの案内から取り付けまですべて対応できます。
保険のドライブレコーダーについてもご案内できますので、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。
関連リンク
カーライフステーション公式ホームページ
パイオニア株式会社【NP1】公式サイト